2009年 12月 13日
さっき |



それぞれその人の周りにクッキーの型みたいな点線がいつもまとっていて、ひととひとのあいだには透明な膜みたいな、フィルターみたいなもので区切られてる。
それを強く感じるのは恐怖、不快、何か心身に不都合を感じる時だ。
テレビで、横尾忠則さんが「自我が溶けていく」と言ってた。
日曜美術館だったが、その番組を録音して何回も繰り返し聞いている。
自分が昔書いていた日記を見た。
日記を読んでいてすごく痛感したことがある。
年齢を重ねるごとに多少諦めや慣れができて、生活しやすくなるけど、そのかわりに失われるものがたくさんある。普通に生きてればそういうのを実感せずにいれることが恐ろしい。
鋭利な刃物がだんだん錆びていくようなそういう。外見のしみやしわやじゃなく、そういうのが老化というんだと思った。
by me1t
| 2009-12-13 03:26